通級指導について
こんばんは。
真維です。

先日、こんな新聞記事が目に留まりました。

「島根県教育委員会が2017年度から、ある松江市内の公立高校で『通級指導』を始める」
との内容でした。

「通級指導」とは…

発達障がい、言語障がい、難聴、弱視など比較的軽度な障がいをもつ生徒が、普通学級に在籍しながら特定の時間に配慮された指導を受けることです。
※発達障がいには、高機能自閉症、LD(学習障がい)、ADHD(注意欠陥多動性障がい)などが含まれます

この度、松江市のある公立高校では…
・放課後を利用し、社会性を身につけるためのサポートをする
・松江市の特別支援学校の支援を受け、対象となる生徒の個別計画を作る
・通級の担当教員を任命し、感情のコントロール、他者との関わり方などのスキルを習得する
対象の生徒が他の生徒と関わる中で、感情のコントロールや対人関係を築く方法を学べれば、この先進学した時も学校やアルバイト先で役に立つでしょう。

島根県内の公立高校で、特別な支援が必要とされる生徒は16年度で全生徒の2.6%だそうです。
この数字は一見低く思えますが、決して少なくないように思います。
多いとか、少ないとかの問題ではありません。
本人にとっては、授業についていけなかったり他の生徒などとうまく関われなかったりするのは本当に辛いからです。

私が高校生の頃は、自分が発達障がいであることを知りませんでしたが、周りの生徒と対人関係をうまく築けない、特定の授業についていけないなどの悩みはありました。
それでも、大学進学したかったので転校などは考えませんでした。
自分でもよく我慢したなと思います。

通級指導を行う高校が、もっと増えればいいと思います。
しかし、
・発達障がいなどの知識のある教員が不足している
・感情のコントロールなどの知識を持つ教員が通級担当になればいいが、適任となる教員がいるのか
という問題点もあります。

これからの大きな課題になりそうです。

それではまた。







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テーマ:発達障害 - ジャンル:心と身体

[2017/05/14 21:02 ] | 障がい者を取り巻く現状 | コメント(0)
もうひとつの成人式について思うこと
こんばんは。
hanaです。

先日2月25日、私の住む島根県松江市で「もうひとつの成人式」が行われました。
この成人式は、障がいなどを理由に松江市主催の成人式に参加できなかった新成人のために開かれたものです。

発起人の方に声をかけて頂いたのがきっかけで、私も当日は発達障がい者として布小物を販売させて頂きました。

(ほぼ新聞記事より抜粋)
「発起人は、松江市在住の永井恵子さん(47)。
昨年、重度の知的障がいのある次女に成人式を経験させたいとの思いで企画した。

永井さんによると、障害者が行政主催の式の出席を諦める理由はさまざまだ。」

障がいのある子どもが大声を出すことがあったり、車いすを使っていたりするために保護者も不安になるそうです。


確かに、行政主催の式では他の新成人がたくさん集まっている中でパニックを起こしたり、車いすと他の方がぶつかったりしかねません。

永井さんともこの現状について話しましたが、現在はこのように行政主催の式に参加することが難しいそうです。

その点、「もうひとつの成人式」では式典中の会場の出入りも自由、声を出す、手を叩くのも自由。
寝転んでステージを見られるようにマットも敷いてあります。
障がい者の目線に立った、優しい成人式です。

特別支援学校・学級、障がい者雇用があるように、「もうひとつの成人式」も必要だと思います。

実際にこの式に参加した発達障がいの娘さんをもつお母様も、発起人の永井さんにも障がい者の娘さんがいることを知り、参加を決めたそうです。
娘さんは人混みが苦手のため、行政主催の成人式に参加できなかったそうです。
お母様も、「節目をきちんと祝ってあげたい」と複雑な気持ちだったそうです。
娘さんは当日、振袖を着て式に出席されました。
その姿をみて、お母様も安心されたことでしょう。

私もアスペルガー症候群という発達障がいの一種ですが、行政主催の成人式に出席しました。
当時は、まだ自分の障がいのことを知りませんでした。
特に問題はなかったのですが、昔私をいじめた同級生に再会し、何事もなく
「hanaさん、久しぶり!」
と言われたのですが、いじめられた記憶があったのか
「誰?分からない…」
と、全く思い出せませんでした。
その後、一緒に出席した同級生の友達に
「あの人、誰だっけ?」
と聞き、
「○○さんだよ」
と言われてようやく思い出したぐらいです。

頭が、その人を思い出さないように拒絶していたのでしょうか…


もうひとつの成人式の話に戻りますが、永井さんの行動力には母の愛を感じます。
いつか、自分が主催した成人式に娘さんが参加できればどんなに幸せだろうかと思います。

私にはアスペルガー症候群がありますが、弟も広汎性発達障がい、軽度の知的障がいがあります。
私の母も大変だったと思いますが、いつも明るくて本当に救われています。


いつか、障がい者とそうでない人が一緒に成人式に参加できる、そんな風になればいいと思います。
(私は「健常者」という表現を使うのには抵抗があります)

参考・山陰中央新報 平成29年3月14日掲載の記事
「ニュースプラスアルファ 隔てなく門出の祝福を」




[2017/03/18 08:08 ] | 障がい者を取り巻く現状 | コメント(0)
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